着物:綿銘仙
帯:リサイクル正絹名古屋帯
根付:がちゃがちゃをリメイク
たくさんの鶴が羽ばたくカラフルな着物は、分かる人だけが分かるレアアイテム。
実はこれ、綿素材の、いわゆる綿銘仙なのです。
一般的に着物に使われるのは正絹を使った絹の銘仙。
こちらのような綿銘仙は、織り方は同じでも素材が綿なので、着物ではなく座布団や布団などに使われるのが普通です。
絹の銘仙とは明らかに光沢や手触りが違うほか、柄の中に横線が入るのが特徴です。
今、70代くらいの方なら実際にこういう綿銘仙を使った布団などを使ったことがあるそうなので、この着物を見ると「え?!あれは???」と思われるはずです。
恐らく、初代持ち主の方はこの鶴の柄がとても気に入ったのではないでしょうか。
「綿銘仙だけど…いいや、着物にしちゃえ」的な(笑)
帯は紙風船が大胆に描かれた黒地の名古屋帯。
郷土玩具のガチャガチャをリメイクした根付を合わせて、いろいろな昔話のワンシーンをつなげたような、面白コーディネートに仕上げました。
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