バラを使った便利なシーズンレスコーディネート

着物:ポリエステル袷
帯:リサイクル正絹名古屋帯
帯留:和や庵

暦ではまだまだ袷のシーズンなのに、洋服なら半袖を着たいほど暑いこの時期。

気持ち的には単衣、ともすれば浴衣を着ちゃおうかなと思える陽気。お花の柄も、春というよりもう夏の花(紫陽花やあやめ)を使いたいけど流石にまだ早い…。

季節の変わり目は着物コーディネートも結構悩みますが、そんな時に重宝するのがシーズンレスで使える洋花(ようばな)です。

洋花は明治以降に西洋から入ってきた花のこと。

しかし、洋花であってもチューリップ(春)やコスモス(秋)は季節と結び付けられてしまうので、シーズンレスで使えるとまではいきません。

その点、バラは種類が多くて一年中なんらかの花が咲いているイメージがあるため、季節を問わず使える。

明治や大正にバラモチーフを使った着物が多いのは、デザインの美しさもさることながら使い勝手の良さも関係しているのだと思います。

なので私も「バラ=便利モチーフ」という認識で積極的に集めており、今のような着るものに困る時期にいそいそと着まわしています。

今回は細かい市松にバラの帯を合わせたシンプルなコーディネート。

市松ってとても日本的ですが、チェスチェックがあるからかなんとなく洋風な感じもしますよね。

ふりふの某着物を連想させるこの帯は骨董市で掘り出したものですが、見つけた時は嬉しかった♪

帯留も大きめの赤のバラを合わせ、根付のタッセルは葉っぱの色を拾いました。

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